5月12日の毎日新聞に、八戸線の腕木信号機についての記事が出ていました。
JR八戸線:最後の手動信号機廃止へ 全国のJRで八戸線の陸中八木駅(岩手県種市町)と階上(はしかみ)駅(青森県階上町)だけに残っていた手動の「腕木(うでぎ)式」信号機が、5月末で廃止されることになった。支柱に付いた羽根状の板を、駅員が手動による遠隔操作で上下させ、列車の進行を指示する仕組み。大正時代に設置された信号機は、自動の電灯信号機に取って代わる。
八戸線は、昨年度のJR東日本の設備投資計画でCTC化されることとなっていて、現に去年のうちに種市・侍浜の2駅の腕木信号は交換設備の廃止に伴ってなくなった(種市はそこそこの大きさの駅だったんですけどね)のですが、2駅については工事日程の関係からかまだ残っていました。全国のJRからこれで鉄道原風景の一つが消えるわけです。
この記事でも示唆していますが、鉄道の安全を最後に守るのは、機械ではなくて人なのでしょうね。