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鉄道ネタ各種

献花台に立つ

阪神高速の高架と福知山線

いろいろと考えるところがあり、知り合いが直接巻き込まれたわけではないのですが尼崎の列車事故現場を訪れてきました。
塚口から工場と住宅が混在する街を歩き、名神高速をくぐると、テレビで何度も見たマンションが見えてきました。ちょうど市議選の運動期間中でしたが、事故現場近くでは自粛しているのか静かに通り過ぎてゆきます。うだるような暑さです。
献花台はまさに事故現場の真横でした。傷跡が生々しく残るマンションの駐車場の横の通路を通り、花を手向け顔を上げると、列車がなぎ倒したままのフェンスが残され、列車の勢いを想像させました。
自分が現場で献花するのはただの自己満足に過ぎないのではないかという気もして、献花する姿が報道されるようではイヤだと思っていましたが、復旧工事完成までは報道も一段落ということなのか、マスコミ関係者の姿はありませんでした。
こう書いていくと街が真っ暗なように聞こえてしまいますが、当然街に住む人にもJR関係者にも日々の暮らしはあるわけで、尼崎の駅前は買い物客で大変賑わっていました。
事故の犠牲者のご冥福と、負傷者の一日も早いご回復をお祈りいたします。