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鉄道ネタ各種

開業から76年

050605阪急うめだ本店

阪急つながりで、今回は梅田阪急の写真を載せます。
よく知られていることですが、少し前までの私鉄経営の手法として、郊外に線路を引いて住宅地開発を行い、そこで収益を上げるとともに電車の利用者を増やす、また沿線の終端近くに集客施設を作りそれによってまた電車の利用者を増やすというモデルがありました。その先駆けとなったのが阪急電鉄で、集客施設というのがタカラヅカであり、阪急百貨店であるわけです。
見ていただければ分かると思いますが、この梅田阪急はかなりの贅を尽くした建物です。まして開業した1929年に阪急電車に乗って新興住宅地から来た人たちから見れば、ここは夢の世界そのものだったと思われます。しかし、この建物も2011年の完成を目指した建替工事に入っており、この数々の装飾も見ることが出来なくなってしまいます。