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展示蒸機にアスベスト?

松江市北公園のC56131

(画像はイメージです)
最近にわかに話題になっているアスベストの問題ですが、8月30日の朝日新聞の記事によると、引退して各地で展示されている蒸気機関車アスベストが使用されている可能性があるため、JR東日本をはじめとするJR各社が保存状態の調査を始めるとのことです。

展示車両は70年前後を中心に、当時の国鉄が各自治体の求めに応じて、引退したSL車両などを無償で貸し出した。JR東日本によると、同社管内の約140自治体に約160両が現存。JR各社の合計では、全国で500両を超える車両が公園や小学校、駅前などに展示され、9割がSLという。 SLの場合、運転台の前方にあるボイラー(火室)やシリンダー、配管などにアスベストを含んだ断熱材が巻き付けられている可能性がある。現役状態のままならば、鉄板に覆われて飛散しないが、鉄板が腐食している場合はむき出しになっているおそれもあるという。

何にせよ早急な対策が必要ですが、保存に熱意を失っている自治体の場合、対策に多額の費用がかかるとなると、残念ながらこれを機会に撤去ということになってしまうかもしれません。
(8/31追記)
レイルマガジン編集長の名取さんのブログでも取り上げられていました。