ピンチ商会はてな本店

鉄道ネタ各種

樺南林鉄の終焉に立ち会う(4)

120503 樺南に向けて下って行く蒸機

先ほど立新で給水していた蒸機は、あまり間も置かず樺南に向けて下ってゆきます。貨車にはレールを剥がした区間から運ばれてきた枕木が山積みです。

120503 廃線区間途中の作業員

再び立新に戻ってのんびり休憩した後、レール撤去の作業風景を見ようと紅光方面に進むと、途中で作業員に遭遇しました。なんでも「もう今日の作業時間は終わり、今帰りの列車を待っているところ」とのことです。ここでさらに進んでも無駄足に終わりそうな様子でしたのでやむをえずまたバイクを転回させました。

120503 一本木の横を走る

戻りつつ撮影場所を検討していると、線路沿いに一本立木がすくっと立っているのに気がつきました。立ってみると背景の山にもちらほら白樺が見えていい感じです。以前ここで撮影した方の話もあって、ここで作業帰りの列車を狙います。わずかに夕方の光となった空、一本の白い木、そして蒸気機関車。来た甲斐がある景色でした。せっかくなので最後の写真は壁紙サイズ(1280×800)にしております。