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三道嶺の廃駅と新線

141229 三道嶺・旧西駅駅舎と線路
この年末年始、中国は新疆ウイグル自治区哈密市(Hami)にある三道嶺炭鉱(Sandaoling Coal Mine)の蒸気機関車撮影に出かけてきました。ここを訪問するのは3回目になりますが、前回2009年暮れに訪問した時にはまさか5年後にも蒸気機関車がこんなに残っているとは思っていませんでした。前々回と前回の写真は2006年1月と2010年1月のエントリーをご覧下さい。
それでもさすがに5年経って露天鉱も縮小傾向にあるようで、かつてのように露天鉱の斜面を何重にも重なっていた線路は姿を消し、朝夕に数多くの煙が上がっていた西駅は廃止されてただの通過点となっていました。がらんとした駅構内に寂しさを感じます。

141229 三道嶺・西駅の胸像
西駅の線路を見つめてきた労働者の胸像はそのまま残っていました。そういえばこの前のホームで従業員輸送列車の到着を撮ったなあと、5年前を思い出したりしました。

141230 廃車となった三道嶺の蒸気機関車
南駅近くには廃車となった建設型(JS)が何台も留置されています。この写真にはありませんが、スチームクレーン車も並んで留置されていました。中国国内でも蒸気機関車が使われる場所は少なくなっており、おそらくこのまま解体されるのではないでしょうか。

141229 三道嶺の新線
一方で露天鉱の西側の新鉱、砂墩子(Shadunzi)からの新線が2014年秋に開通しており、ご覧の通り一直線に伸びる線路がなかなか魅力的でした。通常はディーゼル機関車の牽引だそうですが、両数が24両以下になると蒸気機関車が牽くとのことです。残念ながら今回の滞在中にはお目にかかることは出来ませんでしたが…

141229 三道嶺炭鉱住宅跡
一部の方の需要に応えて廃墟写真も出しておきます。40年から50年前に建てられた露天鉱そばの炭鉱住宅地の跡だそうです。炭鉱が出来た頃はみなここに住んでいたのが、今の三道嶺市街地に新しく街が出来てそこから通うようになり、そのまま放棄されたのだそうです。

141229 壁だけが残る炭鉱住宅
煉瓦を積んだ上からモルタルを塗った建物は鉄筋コンクリートほど長持ちしないのか、壁だけが遺跡のように残るだけになっていました。