再び年末の中国・新疆ウイグル自治区哈密市は三道嶺炭鉱に戻ります。
露天鉱北東側、前々回の写真前方には長年の風雪で削られた景色が広がっています。ガイドの王さん曰く、欧州鉄っちゃんの間では「火星」と呼ばれているらしく、うまい表現だなと感心しました。ということで崖の上から「火星」を手前に西坑から出てきた蒸気機関車を撮影します。
一度は火星の向こうに隠れた蒸気機関車は、しばらくすると私たちの立つ崖の横に姿を現します。逆光に浮かぶ煙が美しいです。
坑口駅に向けてのカーブにさしかかった列車を後追いで撮ろうとすると、向こうから何かやってきました。レールバスのようです。
レールバスをアップにして1枚。炭鉱で働く労働者は有蓋貨車の通勤列車で移動するのでてっきり上級職の視察かと思っていましたが、どうやら後ろの無蓋車で何かを運んでいるようでした。