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新緑の奥多摩、線路跡

160504 第三氷川隧道

今回のエントリーは前回から少し遡って5月初め、新緑の廃線跡を見てきた時の写真をご覧いただきます。旧青梅街道「奥多摩むかし道」を歩きながらちょっと撮ってきたものです。

この線は、小河内ダム建設のために青梅線奥多摩駅(当時は氷川駅)から水根まで引かれていた、水根貨物線(当時は東京都専用線小河内線)の廃線跡です。正式には廃止ではなく休止扱いなのだそうですが、1957年に休止になってから約60年、実質的には廃線と言ってもいいでしょう。1枚目はむかし道入口から少し先にある第三氷川隧道、外の新緑がトンネルに映って美しいです。

160504 第三氷川橋梁のたもと

国道411号(現青梅街道)の愛宕大橋を見下ろすあたりで、むかし道は等高線に沿って大きく迂回します。曲がり端で廃線跡に降りてみます。暗くなった先は第三氷川橋梁、そしてすぐ第四氷川隧道となって森の中に消えてゆきます。

160504 新緑の中の第三小留浦橋梁

さらにむかし道を進みます。槐木(さいかちぎ)を過ぎてしばらくすると、さっきは下にあった線路はいつの間に見上げる高さになっていました。第二、第三小留浦隧道に挟まれた第三小留浦橋梁が新緑の中に佇んでいます。

160504 国道から見上げる白鬚橋梁

むかし道は国道411号の白鬚隧道西側付近で国道に接続しています。国道に入って白鬚橋梁を見上げます。新緑に橋梁、いいものでした。