さて、鶏西礦業集団梨樹煤礦の蒸機をご覧いただくのも3回目、いよいよハイライトとなるシーンです。前回四井（Sijing）駅の丘の下を過ぎた上游牽引の空荷の貨物列車は、スイッチバック駅で機回しをし、今度は機関車正向きで急勾配を駆け上がってきます。最初に聞いていた話だと機回しに15分くらいということだったので丘の上の撮影場所からのんびり移動していたら、5分ほどで出発になって慌ててしまいました。列車の陰で見えませんが、この小さな駅では通過タブレット交換が行われていて、遠くで列車を待ちかまえていた私たちに、キャブから投げられたタブレットが砂利に響く音が聞こえてきました。
（2/27追記：レイル・マガジン2007-4の記事によると、スイッチバック駅の名前は"大平"（Taiping）というそうです。）
