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プロのためのプラレール

070827JR東海でのプラレール訓練

今日のasahi.comに、"新幹線の安全、プラレールで訓練"という記事が掲載(転載先)されていましたので、ちょっとご紹介いたします。

(前略)プラレール訓練は06年7月に始まった。発案者は、東京第1運輸所の大島善次副所長。「技術進歩で、トラブルを経験する乗務員が減った。実際の車両を使った訓練では個々が全体状況を把握しにくい。この歯がゆさを、手頃な予算で解決できた」と、大島さんはいう。
 JR東海実車訓練もするが、乗務員教育の基本は5冊のマニュアル本。大島さんは「現場で異状に即応できないのでは」と感じていた。
 そこで、大島さんが買ったプラレール「いっぱいつなごう700系のぞみセット」と、部下が持つ「TVで遊ぼう! 僕はプラレール運転手」で訓練が始まった。
 沿線全駅を再現できる量のパーツを購入し、信号機などは特注した。今ではJR東海の全乗務員約700人が、定期的にこの訓練を受けている。
 赤坂さんは「普段は運転士の視点だけなので効果的。子どものおもちゃというイメージは変わった」。運転士見習の森川啓さんは「和みます。理解しやすい」と楽しそうだ。
 一方、タカラトミーは、特注を受けた標識や信号機を早速、商品化した。担当の服部ゆい子さんは「最初は驚いたが、現場の方々から直接いただく意見はとても貴重。今後に役立てます」という。

皆さんもそうだと思いますが、プラレールというと子供(場合によっては大人も)が家で愉しむものというイメージだったので、プロが会社で使っているというのはちょっと面白いですね。「沿線全駅を再現できる量のパーツを購入し、信号機などは特注」というのもプロらしくていいお話です。