樺南林業局鉄路撮影2日目は、前日とは違って時折雨がぱらつく曇天の下からスタートしました。林鉄の樺南側の駅は、街の中心から外れたところにあります。ここはこの集落のバスターミナルでもあるらしく、何台ものバスが街に向けて出て行きます。そんな道路沿いに自走しなくなったレールバスを繋げた蒸機列車は入ってきました。特にホームや駅名標があるわけでもない道ばたから作業員たちが乗り込んでゆきます。
樺南から下樺(Xiahua)駅近くまで、線路は省道に並行する旧道に沿って走ります。私たちを載せたマイクロバスはそこを走って列車を追い越しては撮影を繰り返します。どうしてもアングルが似てしまいますが、集落近くなどなかなか悪くない雰囲気です。
下樺の街に入る少し手前で旧道の追いかけは終了、去りゆく列車を見送ります。晴れていればと思わないではありませんでしたが、曇天の中に立ち上る黒い煙も悪くないなと思い直しました。