北海道遠軽町(旧丸瀬布町)にある丸瀬布いこいの森、かつてこの地の森林鉄道を走っていた蒸気機関車「雨宮21号」が、この森林公園内約2kmを毎年4月から10月まで運行しています。この土日、丸瀬布入植100周年を記念して12年ぶりの雪中特別運行が行われました。「『まるせっぷ』からの伝言板」記事にもあるように多くの鉄道ファンが集まって大盛況となりました。
では前回の12年前はどうだったかというとほとんどが地元の方々で、他所から来たファンは10人くらいかといった状態でした。まずは2000年12月31日夜、機関庫に佇む写真からご覧下さい。
日付が変わって2001年1月1日、21世紀の始まりとともに雪中特別運行が行われました。氷で出来たランタンが林の中の誘導灯となって延びる中、軽いドラフト音と共に蒸気機関車が過ぎて行く姿は実にいいものでした。この時の感動が今回再訪させたと言ってもいいでしょう。
明けて元旦の朝にも雪中走行が行われました。冬の蒸気機関車ならではの真っ白な煙を立ち上らせて園内を走る姿が素晴らしいですね。