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終点駅黄村井

131230 黄村井駅に置かれた石炭車と客車

再び年末の中国に戻ります。こちらは芭石鉄路(Shibanxi Railway)の終点、黄村井(Huangcumjing)駅です。駅名は日本語だと黄村坑ということになるのでしょうか、かつて炭鉱の坑口があった村の駅です。今では炭鉱は観光施設となっているとのことで、私たち以外の観光列車の乗客はガイドに連れられて炭鉱に向かってゆきました。一行がいなくなるとオフシーズンの駅はのんびりした空気が流れます。

131230 黄村の軒先を走る蒸気機関車

次にやってくる列車はオール普通客車の普通列車、隣駅の芭溝(Bagou)側にちょっと戻った家の軒先で撮らせてもらいます。実は前日もここで観光列車を待ち構えていたのですが、オフシーズンの観光列車は必ず終点まで走るとは限らないらしく、芭溝駅で折り返してしまっていたのでした。山陰が徐々に延びてくる中、ぎりぎりで撮影することが出来ました。

131230 黄村井での機回し

先ほどの軒先で撮る人は多いらしく、住民の方が「ここで撮った後はすぐに駅で撮るといいぞ」とゼスチャーで教えてくれていたので急いで駅に戻ったところ、もう機回しが始まっていました。芭石の機回しは本当にあっという間ですね。

131230 黄村井を出る普通列車

そしてすぐに普通列車は駅を出て行きました。時刻表を見るとどの列車も5分折り返し、素早いわけです。

131229 黄村井ホーム裏

ホーム裏はこんな感じに川が流れています。文革スローガンがレトロな雰囲気を醸し出しています。

131230 川沿いの炭鉱住宅

黄村から芭溝へは川沿いに道が続きます。煉瓦造りの炭鉱住宅がいい雰囲気です。みな生きている建物というのがいいですね。