また一時日本ネタです。北陸新幹線金沢開業で賑わった3月14日、もう一つの話題となったのは上野東京ラインの開業でした。横浜に住む私からすると、既に湘南新宿ラインで繋がっている宇都宮線・高崎線と東海道線の直通開始よりも常磐線が品川までやって来る方が嬉しい話、ダイヤ改正当日は上野東京ラインと常磐線の直通一番列車になるひたち1号に乗ることにしました。北陸新幹線の一番列車は発売当日に一瞬で完売と聞いていたので果たして乗れるのか心配しましたが、直前まで空席があって拍子抜けでした。
品川駅に着くとホームでは出発式が行われていました。フラガールも登場、いわき市の直通に対する期待が感じられます。
ひたち1号に乗って向かったのは久しぶりの小名浜です。再開発で福島臨海鉄道の小名浜駅が1月に移転したと聞いてやってきたのですが、旧駅跡は見事に更地になっていて驚きました。ここがイオンモールになるのですね…。
路線短縮に伴って宮下駅は廃止、併せて腕木信号機も廃止となりました。信号機はすでに撤去され、コンクリートの土台だけが残っていました。
日本化成クリニック脇に出来た新しい小名浜駅はさすがに真新しい雰囲気です。旧線跡を道路にする工事がまだ進行中でした。
旧宮下駅まで延びていた東邦亜鉛への引き込み線は新小名浜駅まで延長され、まるで複線のような形になりました。そうは言ってもあくまで工場からの列車は入れ替え扱い、これまで同様にデッキに監視員を乗せて駅に入ってきます。
泉駅を出て常磐線をくぐった辺りも住宅開発が進んでずいぶんと雰囲気が変わりました。住宅地の線路沿いには柵も出来て、田舎びた風景も徐々に消えてゆきます。