中国新疆ウイグル自治区・三道嶺炭鉱(Sandaoling Coal Mine)は東剥離(Dongboli)駅の朝、始業に合わせて一番列車が炭鉱に降りていった後、続く列車も出発準備を始めます。夜明け前では暗くて見えなかった鉄道員の作業シーンも目の前に現れてきます。
明けたばかりの薄青い光線の中、2両の建設型機関車が並んで待機中です。
風が吹くとボイラー脇に置かれたスコップが蒸気の中から浮かび上がります。
先ほどのスコップは線路脇にこぼれた石炭の回収のために置いてあったものでした。近所の住民が拾いに来るのを黙認してはいるものの、自分のところで回収できるものは回収しているようです。
給水位置が固定される前に勢いよく放水が始まってしまいましたが、鉄道員に慌てる様子はありません。
機関士は窓から準備作業を眺めています。二番列車の発車もそろそろでしょう。