2020年のこのブログは空港から始めます。
北京首都空港(PEK)の慢性的な混雑解消のために北京第2の国際空港として昨年9月に開港した北京大興空港(PKX)がザハ・ハディド設計だと聞いて、正月休みの訪中でちょっと見物に行ってきました。4階の出発フロアに上がると目に入るのがこのダイナミックな曲線の天井です。
曲線美に圧倒されて写真を撮りまくりました。ザハデザインで日本の国立競技場が出来ていたらインパクトはどうだったかと考えてしまいます。
カウンターのデザインもいいですね。
首都空港から路線が本格的に移転してくるのはこれから、年末時点では一部国内便がメインなのでまだ使っていないカウンターもあります。いずれはここも混雑するようになるでしょうから、ザハ建築を堪能するなら今のうちです。中国東方航空(MU)が3月に羽田〜大興便を就航させるので、これに乗ってみるのもいいのではないでしょうか。
大興空港へのアクセスは2路線、北京西駅から出ている高速鉄道の京雄城際線と、北京地下鉄の大興機場線です。今回私が使ったのは本数の多い後者で、首都空港への首都機場線(ただの「機場線」から改称)の運賃が片道25元なのに対して35元となかなかのお値段です。
こちらは大興機場駅(大兴机场站)の到着ホーム、ザハではないそうですがなかなかのダイナミックなデザインです。
一方、出発ホームは中国らしさを押し出したデザインです。海外客に対してのアピールということでしょうか。
接続駅になる草橋駅(草桥站)もピカピカでした。既存の10号線側がシンプルな造りなのに対してかなり大胆なデザインです。改札脇にはICカード(バスや他都市でも使える交通連合カード)の自動販売機もあって、首都空港にも早く置いてくれないかと思いました。