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お茶の水橋の都電遺構を見てきた

200126 お茶の水橋に現れた石畳

御茶ノ水駅すぐ近く、神田川を渡るお茶の水橋のアスファルト舗装の下から廃止された都電の線路と石畳が現れたと聞いて見に行ってきました。何度も渡ったことのあるこの橋なのですが、線路が埋もれていたとは恥ずかしながら全く気づいていませんでした。

200126 おお茶の水橋の石畳

道路工事のカッターが入ってしまってはいるものの、線路と石畳がはっきりと姿を見せています。休日ということもあって多くの人がカメラを向けていました。

200126 お茶の水橋工事看板

この橋を走っていた都電錦町線は戦時不要不急路線として1944年5月に廃止されており、そこから数えると線路と石畳は76年残っていたことになります。普通の道路であれば様々な地下工事の関係で掘り返されて消えてしまうところが、1931年製の鉄橋であったことが残っていた理由なのかもしれません。それが今回橋の補強が行われることで再び地上に現れ、そしてまた消えようとしています。

200126 お茶の水橋の線路跡と御茶ノ水駅舎

横断歩道から御茶ノ水駅方面を眺めます。石畳がここまできれいに残っていたとは驚きでした。

以前からこの鉄道遺構に注目していた方々による「お茶の水橋都電レール保存会」の公式ページが昨日付で開設されていました。千代田区ともやりとりをしているようですので注目してゆきたいと思います。

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