9年ぶりの全線運行再開から一晩経った日曜日、この日は前日の氷雨からうってかわっての好天となりました。春らしい暖かさの中、大野駅では運転再開横断幕の向こうに河津桜が咲いています。
双葉駅近く、花咲く梅のそばをひたち号が過ぎてゆきます。
前日に乗った仙台行きひたち3号を今度は双葉駅南側の跨線橋から撮影します。線路沿いにまっすぐ続く道路はかつての上り線敷地で、アスファルト舗装されて避難用道路となっています。
ひたち3号が過ぎて25分後、今度は3号と桃内駅ですれ違った上りひたち14号がやってきます。駅には様子を見に来た町民らしき方々がちらほら来ていて、駅舎のガラス越しにこちらを眺めていました。
富岡駅前で昼食後、前日歓迎の人たちが車窓から見えた場所にやってきました。さすがにこの日は誰もいませんでしたが、復興を願う黄色いハンカチは同じようにたなびいていました。
黄色いハンカチの前の横断幕には「富岡は負けん」と書かれていました。きっと電車に乗る人たちにもその意気込みは届いていたことでしょう。