水路の転用のため高さ制限1.5メートルという低さが有名だった泉岳寺の高輪ガード下道路なのですが、JR品川車両基地跡の再開発に合わせて北側に新たな道路が通ることになりました。去年春ごろにはこの4月に通行止めになるという記事がいくつか出ていて、てっきりもう完全閉鎖されたと思い込んでいたところ、歩行者はまだ通れると聞いてこの週末に見に行ってきました。
都営地下鉄泉岳寺駅を出てすぐ、高輪側から入ります。入口自体はあまり変わっていませんが、両側にあったビルはすでに姿を消しています。
前回ここでこうやって写真を撮ったのは2010年6月、なんと10年ぶりです(2010年7月22日記事参照)。当時は鉄製のガードが続いていましたが、京浜東北線の線路付け替えとともにガードもなくなっていました。
港区の「第二東西連絡道路の整備」ページにあった昨年11月の工事説明会資料( PDF )に書かれたスケジュールを見ると、2026年まではガード下道路は残るものの、工事の進展に合わせて両端部分の切替が進み、今の道路をそのまま通れるのはあと2〜3年といったところのようです。
2枚目の写真とは逆に芝浦側からも撮ってみます。
新幹線架道橋の下のこの辺りが一番低くなっている場所で、少し背中を丸めての撮影です。
かつての地上出口に掲げられた品川運転所長名の看板は10年前の記事にも載せています。道路から地上への出口が閉鎖になってかなりの年月が経っていますが、その道路そのものもやがて閉鎖となります。
ついでに新駅も見に行ってきました。大屋根の下でホームに入る電車を眺められるのはいいですね。COVID-19の関係で駅前のイベントも開催延期となっており、ここにいるのはほぼ駅そのものの見物客といった感じでした。