旧岩手大川駅から国道340号に戻り、茂市に向かって南下します。岩泉町と宮古市(旧新里村)との境は狭くくねった道が続く難所で、このあたりが岩泉線が存続していた理由だったのですが、廃線の条件の一つだった押角トンネルの道路転用工事がまさに進行中でした。
1枚目の写真が宮古側で、2枚目が岩泉側になります。工事の状況は岩手県沿岸広域振興局の「押角トンネル工事だより」で見ることができます。
秘境駅と呼ばれた旧押角駅への案内板はそのまま残っていました。岩泉側からはよく見えないので一回通り過ぎてしまいました。
国道から駅への道が…と言いたいところですが、そこにあるのは砂利道のような駐車場のようなスペース、廃線となってすっかり草むしています。ホームへの入口、川の手前には立ち入り禁止看板が立っています。
これも昨年の豪雨で流されたのでしょうか、看板の向こうにあったホームへの人道橋は消えていて、残念ながら旧押角駅を目にすることはできませんでした。