一週間以上更新が空いてしまいましたが、年始の中国ネタで再開いたします。
昨年末は中国でも西部の新疆ウイグル自治区から甘粛省と訪問したわけですが、そこから飛行機で北京に戻ったと思ったら、新しい駅舎になっていて驚いた北京北駅から夜行列車にまた乗車、今度は東北は遼寧省の南票にやってまいりました。現地に到着して分かったのは、(1)現在残っている蒸機は上游型1両だけ、(2)列車は基本的に旅客・貨物とも北京型ディーゼル機関車で牽引、(3)上游は予備車、ただし北京型自体それほど調子が良くないので念のため有火での待機、ということでした。ガイドを通じて交渉し、いくらか払うことで、この日は発電所からの鋼管搬出のための小運転に上游を入れてくれることになりました。
そんなわけでヤードのある下廟子(Xiamiaozi)から三家子(Sanjiazi)方面に進んだ川沿いの丘の上からまず回送列車を撮影します。サービスなのか空荷の割にいい煙を出してくれました。
発電所で鋼管を積み込んだ列車はその先の廃セメント工場のヤードで機回しを行い、下廟子に戻ってきます。回送を撮った場所のすぐ近くですが、今度はアップ気味で狙います。半分チャーターのようなものではありますが、雪が強くなってくる中を逆機で戻ってくる姿は現役そのものでした。