黄甲(Huanjia)での撮影を終え、南票(Nanpiao Coalmining)での撮影の最後は西線の終点、三家子(Sanjiazi)から先に延びるナローゲージの探索です。この日は元旦翌日の土曜ということで炭礦は休みのようで、どうもナローゲージが動く気配がありません。それでもバスで先に進んでゆくと、電気機関車の横でなにやら作業をしているところに出くわしました。ガイドを通じて聞いてみるとちょっと入れ替えで動かすとのこと、さっそく走行シーンを撮影させてもらうことになりました。ちょっとだけ動かすからということか、本来ならマスコンで動かすところを、なんとパンタグラフを架線に付けたり離したりでコントロールするという、なんともワイルドな運転です。パンタグラフが接触するたびに派手に火花が光っていました。
車庫の先も道路に沿ってヘロヘロと線路は延びています。こんなところを石炭を積んだトロが走る光景をぜひ見てみたいと思いましたが、残念ながらこの日が南票最終日、心残りのまま現地を後にしました。