(2019/2/1追記:えきから時刻表は2019年3月29日でサービス終了になりますが、記事はそのまま残しておきます)
列車ダイヤをパソコンやスマートフォンなどで再現するソフトはいろいろありますが、今主流のファイルのフォーマットはWindows用ソフト「OuDia」の「oud」ファイルになっています。
そのoudファイルをiPhoneやiPadで表示するアプリが「DiaTouch」で、私も利用させてもらっています。
しかしダイヤをいちいち手入力するのはかなりの手間です。そこで役に立つのが「えきから to OuDia」というページです。時刻検索サイト「えきから時刻表」のデータからパソコンでoudファイルを作成することができるわけです。ありがたいですね。
ところがiPhoneの場合、このようにoudデータの中身が表示されるまではいくのですが、どうやってもSafariでそのまま保存することができず、出先でダイヤグラムが欲しくなった時はお手上げになっていました。
試行錯誤の結果、えきから時刻表からiPhoneだけでダイヤグラムを作成表示することが出来るようになったのでメモしておきます。
必要になるアプリは「Workflow」と「Dropbox」の二つ、どちらも無料です。
(2018/09/19追記:「iOS12で「Workflow」はバージョンアップして「ショートカット」アプリとなり、日本語表記に変わりましたがそのまま使えることを確認しました)
DropboxはDiaTouchでoudデータを読み込ませるのに使うので、アプリからあらかじめアカウントを作成しておいてください。
Workflowの使い方は解説サイト(ex:日経トレンディネット記事)を参照していただくとして、まず新規のワークフローを作成します。
その際にワークフローのタイプを「Action Extention」として作成します。これでSafariの共有メニューから呼び出すワークフローになります。
ワークフローの中身が上の画面です。非常に単純なワークフローで、Safariで表示されたページのソースをDropboxに保存するというものです。
こちらが実際に「えきから to OuDia」でoudファイルが表示されたところからファイルを保存しようとしている場面です。画面下の共有メニューから「Run Workfolw」を呼び出し、作成しておいたワークフローをタップするとDropboxに保存されます。
保存直後のDropboxアプリ画面がこちらです。ファイル名が「HTML text.html」となっていてそのままでは「DiaTouch」のDropbox読み込みメニューに表示されません。ファイルアイコン下のメニューからファイル名を「(路線名など).oud」に変更すると読み込めるようになります。トップ画像はそうやって作成・表示したダイヤグラムです。
少々手順は面倒ですが、iPhoneだけでダイヤグラムが作れるというのは安心感があります。一度お試し下さい。