ピンチ商会はてな本店

鉄道ネタ各種

北京の撮影地・落坡嶺訪問(その2)

191230 K4816

落坡嶺(落坡岭・Luopoling)はダム湖を渡る豊沙線の撮影地です。前回行き方を案内した古い砦跡からは昼過ぎまでこのようにトンネルを出てくる姿が撮影できます。

191230 上りコンテナ列車

日中に豊沙線を通るのは客車列車よりもむしろ貨物列車の方が多く、立て続けにやってくる時もありました。こちらはコンテナ列車、通常のコンテナ車だけではなく無蓋貨車も使っているのが中国らしいです。

191230 上りタンク列車

こちらはタンク列車、真っ白な姿が美しいです。

191230 落坡嶺駅

落坡嶺駅は現在客扱いを止めており、そのせいか駅はフェンスで囲まれて入ることが出来ません。撮影地を調べていた時に出てきた橋の袂へ駅構内から行こうかと思っていたのですがどうにも行けそうになく、今回はそこでの撮影は断念しました。駅名標をよく見ると隣駅には「清水涧」「王平村」と書かれています。これは豊沙線ではなく、現在客車列車が走らなくなっている京門線の駅名標でした。

191230 K712

こちらはおそらく包頭発北京経由青島行きK712列車だと思われます。「緑皮車」と呼ばれた濃緑に細い黄帯の塗装に新型車両も塗り替えられつつある最近の中国国鉄ですが、この二階建て客車も塗り替えられたものがあるようです。あまり似合いそうもないですね。

191230 ダム湖上流側

砦跡からダム湖の上流側を眺めます。検索して出てくる写真は橋の西側から撮影しているものが多いのですが、西岸に撮影地まで行けそうな道は見当たりません。湖面が凍結している冬ならともかく、その他の季節では鉄道橋を渡る以外に行けそうもありません。

191230 K1177

丘から降りて鉄橋のサイドビューが見える場所まで迂回します。峡谷の山々を背景に走る午後の客車列車は美しいですね。ここは凍結している湖面上なので果たしてこのアングルが他の季節でも撮れるかどうかは分かりませんが…。