今年3月にAndroid版で開始されたモバイルPASMO、本日10月6日から待望のiPhone版（正確には「Apple PayのPASMO 」）が開始となりました。
ロボット派の私ですのでさっそく初日に導入しました。導入方法などは上記のPASMO公式ページをご覧いただくのが確実ですが、備忘を兼ねて整理しておきます。ちなみにiOS14が必要らしいのでご注意ください。
単純に使うだけならプリインストールされた「Wallet」アプリからPASMOを追加出来ます。Apple Payで使うあのアプリです。通常の記名PASMOであれば初期設定の時に内容を取り込むことが可能ですので、手元に実物カードを用意してから始めましょう。
ちなみにクレジットカード一体型PASMOは取り込みができません。オートチャージのクレジットカードとPASMOは1:1の紐づけとなっているため、紐づけが切り離せない一体型は対象外なのだと思います。
定期券の購入やオートチャージを行うには「PASMO」アプリが必要になります。実物PASMO定期券を取り込めばそのまま使えるのですが、更新ができないので入れておきましょう。
見ての通りPASMOアプリとモバイルSuicaアプリは基本的に同じ作りなので、モバイルSuicaを使ったことがあればだいたい分かると思います。JRのグリーン券購入などSuicaでしか使えない機能もあり、iPhoneなら併存できるので両方使うようにしてもいいでしょう。その際にはよく使うカードをエクスプレスカード（そのままタッチした時に自動で起動するカード）に指定するのを忘れないで下さい。
オートチャージには各私鉄系のクレジットカードが必要なのは実物のPASMOと同じです。PASMOアプリに登録して使うことになります。通常のチャージや定期券購入は私鉄系カードに限らず、Apple PayかPASMOアプリに登録した通常のクレジットカードで大丈夫です。
問題は実物PASMOでの定期券購入やオートチャージと同じようにポイントが貯まるかどうかです。ちなみに東急カードでは「モバイルPASMOでの東急線定期券購入やチャージはポイント加算の対象外」と明記されていて、だいぶお得感が薄れてしまいます。
東京メトロのTo Me Cardでも「モバイルPASMO定期券の支払ではメトロポイントは貯まらずカード会社ポイントのみ」と明記されていますね。
クレジットカードについて解説するサイトも色々見てみたのですが、モバイルPASMOの場合のポイント付与について通常のPASMOの場合のポイントと同じ率と解説しているか、あるいは何も書いていないかであまり役に立ちませんでした。ぜひそのあたりを取材した記事がほしいところです。
10/9追記：CNET Japanに「『モバイルPASMO』の実現までに13年もの歳月がかかった裏事情」という記事が出ていたのでリンクを追加しました。
