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旧成田空港駅40年御開帳

180520 スカイライナーホーム降り口

成田空港開港に合わせて旧・成田空港駅が1978年5月に開業して今年で40年、京成電鉄が旧スカイライナー専用ホームを1991年3月の東成田駅への改称時に閉鎖してから初めて一般公開するというので見に行ってきました。
仕切り壁の扉を抜け、かつての広い改札スペースを抜けると専用ホームへ下る階段がありました。案内板には懐かしい初代スカイライナーのピクトグラムが描かれています。

180520 旧スカイライナーホーム

旧スカイライナー専用ホームは現行の普通列車用ホームと同じ作りになっています(正確には現行部分が昔のままということなのですが)。特に改修はしていないとのことですが、きれいなままで残っています。ちなみにベンチも同じものを使い続けていました。

180520 旧成田空港駅名標

一方で各種表示は成田空港時代のまま残されていました。駅名標も白地に黒の角丸ゴシック体、後ろの壁のスカイライナーの広告は細いセリフ体文字が斜めに配されていて、1990年代始めはこういう広告が多かったなと思い出しました。

180520 旧スカイライナーホームの手書き案内

柱には手書きの案内が残っていました。こういうレタリングの案内が昔は結構ありましたよね。「レトロ調」にした駅に違和感を感じるのは手書き文字がないところじゃないかと思っています。

180520 旧成宗電車第一トンネル

この日は成田駅成田山の間にある旧成宗電車第一・第二トンネルも合わせて見てきました(写真は第一トンネル)。そういえばここもブラタモリに出ていましたね。

成田山宗吾霊堂を結んでいた成宗電車については「広報なりた」2009年11月号に概要がまとまっているのでそちらをご覧ください。土木学会選定の土木遺産であるレンガ造のトンネルは、廃止後60年以上経ってなお美しい姿を見せていました。