11月30日の相鉄・JR直通開始に合わせた原鉄道模型博物館の企画展「相模鉄道100年展」を閉会間際の12月22日にようやく見に行ってきました。
博物館のある横浜三井ビル1階にはご覧の通り大きな相鉄12000系電車の正面設計図が展覧会の告知用に展示されていました。相鉄とJRの微妙な建築限界の違いが分かって面白いです。
展示スペースの差もあって展示自体は2017年に横浜高島屋で行われた「大相鉄展」に比べて小ぶりなものでしたが、その時にはなかった展示物もいくつかありました。こちらは相鉄初の鉄道友の会「ローレル賞」受賞となった20000系への賞状と盾です。ローレル賞の賞状、実物を見たのは初めてです。
ダイヤグラムの実物もいくつか展示されていました。こちらは1961(昭和36)年10月改正のダイヤグラムです。カラー化された以外罫線の色も今のものと同じフォーマットなので違和感がないのですが、よく見ると直通電車のあった本厚木までが掲載されています。厚木駅が相鉄(貨物駅)と小田急の二つあるのが面白いです。
この博物館独自の展示としては原信太郎氏が1946(昭和21)年と1949(昭和24年)に撮影した国鉄相模線と相模鉄道神中線(現・相鉄本線)のアルバム複製がありました。「旧相模航空廠用」と書かれた蒸気機関車が気になるところです。
原鉄道模型博物館の目玉である大型ジオラマでは、新宿直通どころかヨーロッパ直通が実現していました。街並みの上を横浜ネイビーブルーが走り抜けてゆきます。
石造りの時計台の駅を出発する12000系もなかなかいい感じです。実物とは比べものにならないピントの浅さに苦労しながら何とか撮影できた1枚です。