年が明けてもう半月になってしまったところで2013年初の更新になります。無精もいいところで申し訳ございません。そんなゆるゆるなブログなものですので、まだ去年のネタで始めさせていただきます。
前回ご覧いただいた2001年元旦の運行時に運営側の方に聞いたのは、「秋からずっと除雪で大変なので、もう冬の運行はやらないと思う」という言葉でした。そんな中で12年ぶりに雪中運行を行うという話を聞けば、あの時に汽車を見た数少ないよそ者の一人として再訪しないわけにはいきませんでした。
運行1日目の12月15日、丸瀬布は明るい日射しにほとんど無風という絶好の汽車日和になりました。まずは定番の武利ダムの湖をバックに走る姿から。白い世界の中を走る森林鉄道の姿を見て、また来てよかったと実感しました。
そして汽車は湖側からぐるっと右にカーブを切って郷土資料館側に向かって走ります。新雪を纏った木立と汽車がよく似合っています。
ところで先ほどの汽車が来る少し前の話ですが、気がつくとエゾシカたちが湖側から線路敷をトコトコ歩いて来るのが見えました。そのまま資料館裏で待ち構えるカメラマン達に向かって歩いていくのかと心配になりましたが、さすがにカメラマンが見えるか見えないかのあたりで立ち止まって思案した後、川の方へ逸れてゆきました。普段なら静かなこの時期に大勢の人間がいて、向こうも驚いていたのかもしれません。