今年は鉄道開業150年ということで、当然のことながら横浜でも色々と企画展が行われているのですが、日本大通りの横浜都市発展記念館では「横浜鉄道クロニクル」が開催されています。この週末で終わりになるというのにこのブログでまだ紹介していなかったので、あわててのエントリーです。
横浜での企画展ということで、横浜側の鉄道の始まりから発展についての展示になります。通常の鉄道以外にもこの横浜駅前電停表示のように廃止になった横浜市電に関する展示もありました。
鉄道開業前後の写真も数多く展示され、さすが横浜の企画展という感じです。こちらの青木橋の写真、橋自体は今と同じ場所なので、土地勘がある方は地形で今の風景と対比できると思います。今の幸ヶ谷公園あたりからの撮影ですが、150年前はこんな長閑な場所だったのですね。
青木橋の南側にかつて存在し、横浜駅が現在地に移転したため1928(昭和3)年に廃止された国鉄(鉄道省)の神奈川駅の写真です。私は初めて見ましたが、今見るとローカル線の駅という雰囲気です。
こちらは先ほどの神奈川駅の写真と同じ頃に発行された神中鉄道(現・相模鉄道)の沿線案内図です。終点厚木駅の先、点線で結ばれた先に大山が書かれているのを見ると、その頃の大山がいかに東京神奈川で大きな観光地だったかが分かります。
こちらは二俣川付近の拡大です。希望ヶ丘駅は戦後の開業なので二俣川の次は三ツ境なのですが、今年の大河ドラマで登場した畠山重忠、その記念碑が沿線名所として記載されています。時期と場所を考えると、おそらく万騎が原にある「畠山重忠公遺烈碑」ではないかなと思いますがどうでしょうか。